◎種類
鉄の結晶体に炭素、ケイ素、マンガン、リンなどを固溶させ、結晶格子を歪ませることで鋼を強化させる。
鉄に微量のチタン、バナジウム、ニオブなどを添加し、これらが微細な炭化物や窒化物として鋼の中に折出、分散することで折出粒子の周囲の鉄格子を歪ませ、また、結晶粒を微細化することで鋼を強化させる
特殊な処理方法により展性の良好なフェライト(注3)組織の中に、硬くて強靭なマルテンサイト(注4)組織を適量配分された複合組織を作りだして強度の向上をはかる鋼板。


引っ張り強度が980MPa級以上の高張力鋼板を超高張力鋼板と呼んでいる。ベンナント(※5)あるいは焼き戻しマルテンサイト(※6)を活用した変体組織強化を利用し、遅れ破壊特性やスポット溶接性を確保する上で炭素含有量に上限があることから、強度不足を補う為折出強化を併用している。
現在、鉄鋼メーカーの技術革新で1.180MPa級の高張力に移行しており、熱間プレスでは1.480MPa級も実用化されるようになった。

400℃以上の加熱修正を行うと、脆性(ぜいせい)などの材料変化により強度低下を引き起こす可能性がある。

サンディングに時間がかかる、従来のスポットカッターでは対応が困難。
亜鉛メッキ処理には電気メッキと溶融メッキがあるが、コストの面や調達性の面から溶融メッキ処理の防錆板が使用されるようになった。その中での亜鉛の合金をメッキ処理した合金化溶融メッキ鋼板が多く採用され、780MPa級の引っ張り強度を持つ鋼板を高張力亜鉛メッキ鋼板と呼んでいる。

スタッド溶接や絞り作業の際の400℃以上の加熱修正を行うと、脆性(ぜいせい)などの材料変化により強度低下を引き起こす可能性がある。

研磨作業やカーボン絞りなどで鋼板を削り減らしたり、強いハンマリングやスライドハンマーでの鋼板の伸ばし過ぎ。



鋼をパネル状に加工する場合、最初は800℃以上の高温に加熱して引き伸ばす。これが熱延(熱間圧延)鋼板。熱延鋼板を酸で洗いながら、加熱しないで引き伸ばすものを冷延(冷延鋼板)鋼板と言う。

メガパスカル。圧力の表示単位で、1kg/c㎡=0.1MPaとなる。

純鉄に微量の炭素を含む固溶体で、地鉄と呼ばれることもある。柔らかく延性に優れ、組織は多角状態の集合体なので腐食されにくい特性を備える。

フェライトと同様、炭素の固溶体。組織的には麻の葉状または針状となっており、鋼の熱処理のうちで最も硬くもろい組織。

オーステナイト(炭素を固溶している鉄)を冷却することで生成される化合物。高強度で粘り強い組織を持つ。

マルテンサイトを100~200℃で焼き戻しを行う化合物。マルテンサイトに比べ粘り強くなるが、腐食されやすい欠点である。




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